子どもの成長期の体調不良を見逃すな。ホルモン異常の可能性も

子どもの身長は骨が成長することで伸びますが、その骨が順調に伸びるためには栄養はもちろん体の中の“ホルモン”の働きが必要になってきます。ホルモンとは簡単にいえば体の中で生成され、決まった細胞で効果を発揮する生理活性物質のことです。これが我々のからだで起こる様々な情報に対応し、操作しています。

このホルモンは私達のからだが受ける刺激に大きく左右されるため、間違ったはたらきをしてしまうとからだの不調となって現れます。しかしいろいろなホルモンが複雑に相互作用しているため分からないことも多いのが事実です。

子どもの成長に影響するホルモンの正体

子どもの成長や身長の伸びに影響しているホルモンは大きく3つあります。

  • 成長ホルモン
  • 甲状腺ホルモン
  • 性ホルモン

成長ホルモンの重要性や影響は子どもの身長や成長にとって大きな割合を占めるホルモンです。しかしそれと同時に見落とされがちなホルモンが、“甲状腺ホルモン”です。この甲状腺ホルモンは子どもの成長期だけでなく、大人にも影響する生涯付き合いのあるホルモンと言えます。

子どもの成長と甲状腺ホルモンの役割

甲状腺ホルモンの子どもの成長における主なはたらきとして、

  • 骨を含む体の新陳代謝を活発にして、エネルギーをつくる
  • 脳のはたらきを高める など

私達が普段の生活を送るためにからだを動かす調整役のような存在です。甲状腺ホルモンは多くても少なくてもからだに不調が現れます。このホルモンを調整するのが脳下垂体から出る甲状腺刺激ホルモン(TSH)です。

血液中に甲状腺ホルモンが少なくなるとこの刺激ホルモンが増えて体内のヨードから甲状腺ホルモンをつくる量が多くなります。逆に甲状腺ホルモンが増えすぎると刺激ホルモンが減り甲状腺ホルモンのつくる量を減らします。このようにバランスをとりながらからだの成長や機能を正常に保っています。

この甲状腺ホルモンの異常は子どもの発育にも影響します。子どもの成長や低身長で考えられるのが甲状腺機能低下症といわれるものです。

症状としては、倦怠感・物忘れ・眠い・むくみ・肌の乾燥・寒がり(汗がでない)・便秘・体重増加・脱毛などがあります。人によっても症状が違い、初期の段階では単なる体調不良として見逃されやすいため子どもの体調不良が続く場合は早めに医師に相談するとよいでしょう。

 

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