子どもの体重が身長に影響するワケ

子どもの身長と体重は成長や発育を知る上で重要な手掛かりとなります。よく体格の良い子どもは一見、発育が良いように見えますが、身長と体重にもバランスが大切です。

特に子どもの“肥満”(あるいは栄養失調)が問題になるのは、健康上はもちろんいちばん重要な成長・発育に影響してくるからです。その人の土台をつくる重要な時期になるため子どもまかせにはできないことです。

肥満をコントロールするホルモン「レプチン」

肥満や過食につながる原因に「レプチン」という物質が大きく影響していることがわかっています。レプチンは食欲を下げる、体脂肪の過度な蓄積を抑えるといったエネルギー代謝をコントロールするはたらきを持ち、からだの脂肪細胞から出てくるホルモンです。

肥満になるということは脂肪脂肪が増えるということです。通常は脂肪細胞が増えればレプチンの分泌も増えるため食欲を抑えると思いがちですが、肥満となる一定以上の体脂肪は逆にレプチンを受け取る「受容体」が反応しにくくなることがわかっています。これが食欲制御が効かない“過食”の状態です。

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大人の場合、肥満を解消することで健康を改善できますが、成長期の子どもの場合、影響が他にも出ます。それが“身長の伸びが鈍くなる”ことです。それがレプチンの分泌に関係しています。

子どもの体重が身長に影響するワケ

極端に体重が減ると無月経になるのは脂肪細胞から分泌されるレプチンの量が低下することが一因と考えられています。レプチンが刺激する視床下部からのホルモン分泌(性ホルモン)が抑制されることが無月経を引き起こすと考えるとその逆も考えられます。つまり脂肪細胞からのレプチンの分泌が多くなると性ホルモンを刺激して分泌を促進し、その結果思春期を早く迎えることになります。

思春期と身長の関係から“思春期は成長のラストステージ”になるため、身長が伸びる可能性の期間を短くしてしまうことにつながります。
最初は体格の大きい子どもが身長も体重も発達しているようにみえますが、思春期を迎える前に逆転するのはこのような理由からです。

自分の子どもと周りと比べて・・というよりは、平均(標準)の身長・体重の基準と比べて健康的な成長を促してあげたいですね。

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