これがあったら要注意!アルツハイマー病(認知症)の10の兆候

 

認知症患者の中で最も多いのが一般に「アルツハイマー病」と言われる認知症です。

この認知症の兆候を見出すサインは、発病するまでの数年前までごく些細なことが多いです。そのためアルツハイマー病の初期症状は、患者本人よりも周りの人によって変化を認識されることが多くなっています。

 

アルツハイマー病の典型的な症状は“記憶喪失”です。一方で65歳より前に発症する症状は必ずしも記憶障害がみられるわけではありません。言語や知覚障害、推測ができない、人格の変化などの記憶喪失を伴わない症状があらわれます。

アルツハイマー病を疑う10の兆候

①仕事上に影響する記憶障害

割り当てられた業務を忘れる、同僚や取引先の担当者の名前を忘れる

通常はすぐに思い出すものですが、アルツハイマー病の人の兆候は、その頻度がより多くなり、業務を割り当てられたこと自体、名前を忘れてしまったこと自体も記憶に残っていません。

 

②身近な日常生活のの困難

忙しい人が火にやかんをかけて他に気をとられて忘れてしまうのはよくあることですが、アルツハイマー病の人はお茶の準備をしても、お茶を飲むことを忘れてしまいます。

 

③言語障害

適切な単語が思いつかないのはよくあることですが、アルツハイマー病の症状は簡単な単語すら思いつかないくなり、文章を作ることができません。

 

④時間と場所の認識障害

一瞬、曜日や目的地を忘れることは普通にあることです。アルツハイマー病の人は迷子になったこと、今、自分がどこにいるのかがわからなくなります。さらにどのようにして来たのか、どうやって帰るのかもわからなくなります。

 

⑤判断力の低下

活動に没頭して子どもの存在を忘れることはありますが、アルツハイマー病の人では自分の子どもさえ完全に忘れてしまいます。また季節や場にそぐわない身だしなみをすることがあります。

 

⑥抽象的概念の欠如

金銭処理が複雑になるととまどうことはありますが、アルツハイマー病の人はその数字が何を意味するかがわかりません。

 

⑦なくし物・探しもの

財布や鍵をなくすことはよくありますが、アルツハイマー病の人は考えられない場所から物が見つかります。冷蔵庫の中からアイロンが見つかったり、砂糖ビンの中に腕時計がみつかったりします。

 

⑧気分や行動の変化

感情の浮き沈みは誰にでもありますが、アルツハイマー病になると明確な理由もなしに感情の浮き沈みが激しくなります。

 

⑨人格の変化

通常、人格は年齢とともに少しづつ変わることはあります。しかしアルツハイマー病では急激な人格の変化により恐怖や不信感、混乱をまねくこともあります。

 

⑩主体性の喪失

家事や仕事、社会活動に対して時には億劫になることはありますが、ほとんどの人はまた活力を取り戻します。しかしアルツハイマー病になるとすべてに受動的になり、周りからの促しや手助けで意欲をかき立てる必要があります。

 

これらはあくまでアルツハイマー病の患者に見られる症状や兆候を表したものです。通常の状態との比較で早期発見につなげる参考にしてください。

病気としての診断は医師、専門機関の受診が必要です。

 

 

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