若者にも可能性が!しのびよる若年性認知症

 

認知症のリスクは年齢とともに増加するのが一般的ですが、65歳以下で認知症と診断される人もいます。“若年性認知症”と言われるものです。

日本で若年性認知症として診断されている患者数は4万人ともいわれ、10万人に47.6人の割合です。女性にくらべ男性の患者が多い傾向にあります。

 

若年性認知症にも症状の違いによって種類があります。大きくわけると4分の1が若年性アルツハイマー病でそれ以外の若年性認知症には、

前頭側頭型認知症

血管性認知症

コルサコフ症候群(アルコール性認知症)

レビー小体認知症

ハンチントン病

などがあります。これらは甲状腺疾患、薬物療法による副作用、脳腫瘍、硬膜下血腫の後遺症として症状が現れることがあります。早い段階で適切な治療を受ければ悪化を防ぐことが可能とされています。

若年性認知症の引き起こす問題

65歳前に若年性認知症を発症する人の中には30歳半ばで発症する人もいます。この年代では住宅ローンがあったり、子どもがまだ小さかったりと経済的なことが大きく関わる特有の問題があります。

早期の若年性認知症の家族をサポートする専門機関は限られているのが現状です。2015年の政府の『新オレンジプラン』では若年性認知症に関する施策の強化が盛り込まれています。

早期発見の診断

若年性アルツハイマー病の大きな問題の1つが、的確な診断ができないため早期発見が遅れることです。多くの場合、若年性アルツハイマー病の初期症状は、“うつ病”に非常に似ているため発見に至らないケースがあります。ホームドクター、精神科医、認知症の専門家医などの専門機関の連携が早期発見には不可欠です。

 

若年性アルツハイマー病は老齢アルツハイマー病の2倍の速度で進行するといわれていますが、まだ分からないことも多いのが実情です。適切な治療とサポートを受けるためにも、ささいな兆候を見逃さないように早期発見が望ましいです。

 

 

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