認知症は認知症予備軍の早期発見がカギとなる

 

認知症は65歳以上で発症するものですが、その前の「認知症予備軍」の段階でいかに認知症への進行を防ぐかが「早期発見」の重要なポイントです。

そのいちばん元になる診断が自分がMCI(軽度認知障)かどうかを認識することです。MCIはまだ認知症になる前の段階でこれを放置すると認知症へと進行する危険があるが、現状は日常生活には支障がない状態のことです。

 

MCIを放置すると5年間で約50%の人が認知症へと進行すると言われています。MCIに対して適切な対策、認知症にならないための予防を行うことで認知症を発症させないことも可能となります。

自分や周りの家族のためにも、早期発見を意識することが大切です。

MCIの早期発見のための5つの定義

MCIとは認知機能(記憶・決定・理由づけ・実行・会話等)のうち1つの機能に問題があるが、日常生活には支障がない状態のことです。

①本人あるいは家族から認められている物忘れの症状がある。

②日常の生活は自立している

③もの忘れ以外の認知機能は正常

④テストや検査を受けても認知症と判断されない

⑤年齢(高齢)や教育レベルの影響だけでは説明できない記憶障害がみられる。

日常生活での症状のあらわれ方

定義だけでは少しわかりづらいので、具体的な状況の例として

・昔から知っている物の名前が出にくい(代名詞を使うことが多い)

・最近の出来事を忘れている(みんなで経験した共通の出来事を自分だけ忘れている。)

・雑談ができにくい。(最近のニュースや話題についていけないことがある)

・積極性が低下する。(好きだったことを、理由をつけてやりたがらなくなる)

・約束を忘れる(集合の日時を忘れることが多くなる)

・料理に時間がかかるようになる(段取りが悪くなる、味に変化がある)

健忘型と非健忘型

MCIには健忘型と非健忘型があり、健忘型は記憶障害を主な症状とするもので上記、早期発見の5つの定義に当てはまるものです。MCIのほとんどがこの型にあてはまり、進行すると「アルツハイマー型認知症」になる確率が高くなります。

一方、非健忘型は計画を立てたり整理するのが困難になる、判断力が低下するなどの思考力の低下が主な症状です。進行すると「前頭側頭型認知症」や「レビー小体型認知症」になることが多いと言われています。

 

些細なことで違和感を感じても、日常生活に支障がないため気付きにくいです。また脳にも変化が見られないため、一般の病気として認識することができません。

周りの家族が「最近変だな。」と感じたときは、医療機関を受診してみましょう。

 

MCIに気づくための簡単なチェック方法があります。あくまで傾向をみるためのものです。自己判断は禁物です。

◆長谷川式簡易テスト: http://kaigo.moo.jp/page045.html

◆MMSE検査: http://kaigo.moo.jp/page033.html

 

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